原神にある色んなステータスのうち「元素熟知」というものがあります。
元素熟知を伸ばすことで元素反応の効果を上げることができますが、持たせる聖遺物で攻撃力を上げたほうがいいのか?元素熟知を上げたほうがいいのか?と疑問を持つひともいるのではないでしょうか。
基本的に元素熟知は聖遺物のメインオプションで伸ばさない方がよいですが、この記事では元素熟知をガン盛りもしくは一部盛っても大丈夫なキャラクターを紹介していきます。(ver3.0更新)
元素熟知とは
元素熟知について、ゲーム画面の説明では「元素熟知が高いほど、強力な元素の力を発動できる。」と書いてあり、それぞれの上昇率が記載されています。
つまりは、元素反応のダメージを上げるステータスです。(元素反応ダメージは蒸発、溶解がダメージ倍率の変化、激化はダメージ基礎値に固定値分上昇効果、それ以外は固定値ダメージを与えます)
例えば風元素の拡散反応の場合、元素熟知86のときではダメージが+66.3%されますが、元素熟知を699まで上げれば+414.3%となります。
ただし元素熟知は上げた分だけ比例してつよくなるというわけではありません。(もし比例するなら熟知699の段階で+538.88%されるはずなので)
元素熟知がいらない場合の理由
個人的には元素熟知はどのキャラでも上げればいいというわけではなく、優先度が低めなキャラの方が多いです。なので元素熟知の強化が不要なときの理由を説明していきます。(不要というよりは優先度が低いというニュアンス)
元素反応以外には効果がない
元素熟知は元素反応のダメージアップ効果があります。逆に言えば元素反応を起こさない場合の元素熟知は一部キャラを除いて完全に無駄なステータスと言えます。
また、元素反応でも凍結反応はダメージがないので元素熟知の恩恵がありません。(凍結状態の敵を大剣か岩元素で叩くと起きる氷砕きには元素熟知の恩恵がある)
あとは結晶化反応(シールド生成)はver3.0の時点でも有効な防御手段ではないため、岩キャラにも元素熟知は盛らない方がよさげ。
よって、どの元素反応でも熟知があれば効果的というわけではありません。
他のステータスが犠牲になる
攻撃系の他のステータスを犠牲にしてまで元素熟知を上げる余裕はなかなかにありません。
原神のダメージには、攻撃 – 会心ダメージ – ダメージバフと、上げておきたいステータスがたくさんあるので、元素熟知は他に武器や聖遺物の選択肢がないという状態以外では優先度が低くなります。
特にメインアタッカーにするキャラは元素熟知まで盛るのはなかなか難しいでしょう。
元素熟知バフのキャラがいる
どうしても元素熟知を上げたいという場合は一部キャラクターの天賦や命ノ星座(凸)効果でも上げることができます。なのでわざわざ聖遺物などで元素熟知を上げる必要性は薄いという考えです。
元素熟知を上げることのできるキャラは、
- アルベドの天賦(+125)
- スクロースの天賦(元素熟知依存)
- 万葉の2凸(+200)
- ディオナの6凸(+200)
- コレイ4凸(+60)
と有能なキャラが多いです。
とくにスクロースの熟知バフは無凸でも使えるので便利。
また、草元素共鳴を活用することで元素熟知を最大+100することができます。
元素熟知を上げてもよいキャラ
もし聖遺物で元素熟知を上げるのであれば、下記のキャラクターがおすすめです。
熟知ガン盛りもおすすめ
- 楓原万葉
- スクロース
- ウェンティ
- 早柚
- 超開花、烈開花要因
時計聖遺物を熟知にするのはありかも
- 八重神子
- ティナリ
- 草主人公
型によってはありかも
- 胡桃
- フィッシュル
- 雷主人公
- 久岐忍
その他にも草元素の追加で熟知特化育成が有用なキャラが考察されるようになっていますが、基本的に風元素キャラはほぼおすすめ、熟知参照の天賦を持つキャラはだいたいおすすめ、雷元素キャラもありかもしれない。みたいな感じです。
元素熟知依存スキルのキャラ
スクロースや万葉など、元素熟知を盛れば盛るだけバフ効果が増えるキャラは元素熟知ガン盛りの方がサポート性能が上がるのでよかったりします。特に風元素キャラは自身の拡散反応ダメージも増えるので一石二鳥ですね。
ただし自身の攻撃ダメージ自体は低くなるのでメインアタッカーとして使うなら熟知は減らしていく必要があります。(万葉なら完凸効果で両取りができる)
早柚も熟知で回復量が増えるので元素熟知主体で育てるのはあり。
しかし、八重神子のように元素熟知によってダメージバフが上がる性能を持っていても他のステータスを伸ばした方がダメージの出る可能性があるキャラもいるので注意です。
元素反応パーティー用
パーティー単位で元素反応を回してダメージを稼ぐという編成にするのであれば元素熟知を上げるのもよさげです。元素反応主体でダメージを出す場合は攻撃力、会心、ダメージバフを気にせず元素熟知だけ盛ればいいので楽です。
気をつけるべきは元素反応を起こす側のキャラクターが元素熟知を盛らないとダメージが上がらないので、元素付着の順番は気をつけましょう。
拡散反応は風元素側が必ず起こせるのでわかりやすいです。(風元素キャラを熟知ガン盛りにしやすいのはこれが理由)
水元素+草元素の開花反応でできた種(草原核)に炎元素や雷元素を当てる烈開花反応と超開花反応に関しても炎や雷側が必ず起こせます。なので炎元素キャラや雷元素キャラの熟知ガン盛り育成もしやすくなってきました。(もともとサポート向けだった久岐忍やトーマの評価が上がりました)
胡桃(フータオ)
メインアタッカーの聖遺物構成は基本的に攻撃時計 – 元素ダメージ杯 – 会心系冠なのですが、フータオはHP依存で攻撃力が上がるので最初から攻撃を上げてもあまり恩恵がなかったりします。
また、胡桃は行秋と組ませて蒸発連打で戦う戦法が得意なので元素熟知を上げても無駄になりにくいです。
なので時計を元素熟知にするという手もありです。とはいえ、フータオの時計はHPアップにしたほうが元素反応を使わないときでもダメージが出せるので、水キャラや氷キャラと組むとき専用という感じです。
さいごに
ver1.6のタイミングで定数ダメージの元素反応(過負荷、超電導、感電、氷砕き、拡散)が上昇調整されたので、サブダメージとしての運用がしやすくなり、元素熟知を上げる意味も大きくなりました。
とはいえ、アタッカーキャラには熟知以外のステータスをしっかり上げて育成したほうがいいですし、熟知が欲しければバフキャラを連れていけばいいでしょう。聖遺物のサブオプションで熟知を盛る分には岩キャラ以外はいいと思います。
元素熟知型雷主人公のように、サポート向けキャラだけどダメージにも貢献したい!という場合には元素熟知特化も向いているかもしれませんが、どちらにせよ固定値ダメージの元素反応はキャラクターのレベル依存でダメージが変わるのでレベル90まで育てたほうがいいということにはなります。風元素キャラは吸引力もレベル依存だからマックスまで経験値本を使いがち。
あとは元素熟知メインの聖遺物を秘境で厳選するのは排出率的にかなりハードなので根を詰めすぎないようにするのが得策です。