原神界隈ではノエルの育成についてたびたび議論が上がっているのを見ることがあります。
自分もノエルの見た目が好きだったのでなんとなくLv90まで育ててみたものの、どういう育成をするのがいちばんなのか?というところで悩んでおりました。
今回はそんなノエルの特徴(メリット、デメリット)や、実際に育成してみた所感的なところを書いていきます。
ノエラー(ノエル使い)を目指す方はご一読ください!
今回は完凸ノエルを前提に記載しております。
また、育成に当たっては下記動画をかなり参考にしました↓
デメリット
まずノエルの欠点部分から紹介していきます。
岩元素キャラである
岩元素disというわけではないのですが、やっぱり元素反応でダメージが出せないのでアタッカー貢献がしずらいキャラであることは否めません。(そういう意味では物理アタッカーも同じことが言えますが)
特に気になるのは風元素キャラの恩恵(元素バフ、拡散、翠緑デバフ)が乗らないので、集敵目的で風キャラを編成してもあまり噛み合わない感じがします。
その分岩元素キャラは単体のダメージが大きく設定されているらしいですが…。
元素チャージが苦手
七七やバーバラのようなヒーラーにも見られるのですが、ノエルは自分の元素スキルで元素粒子を1粒も放出してくれないキャラです。元素チャージが苦手というよりもド下手です。これがいちばんの欠点のような気がする。
なので、せっかくクールな元素爆発を持っていてもノエルだけで戦わせていたらまったく元素エネルギーが貯まっていないというノットクールなことが起こり得ます。
通常時は力不足
元素チャージ下手に付随しますが、元素爆発(エクスカリバー)状態でない通常時は攻撃ダメージが出ず、アタッカーとしては力不足になりがちです。
なのでせっせと元素エネルギーを貯める必要があるのですが、上述したように元素チャージが下手。扱いが難しい。だがそこがいい。
シールド状態が続かない
ノエルはシールドキャラでもありver1.3から岩シールドの吸収量が全攻撃150%になったのでだいぶカチカチになったのですが、スキルのクールタイム24秒に比べてシールド継続時間が12秒しかなく、どうしても不安定になりがちです。
ノエル自体は防御にステータスを振るおかげでシールドなしでも早々にやられることはないのですが、ノエルのシールドを他のキャラにつけて戦うという戦闘スタイルはかなり難しいです。
メリット
天賦や命ノ星座の効果を見てみると、ノエルは味方のサポートではなく前線で戦うメインアタッカー運用を想定されたデザインでありながら、攻撃の際のダメージは元素爆発状態に頼りきりというデザインにもなっているので、かなり立ち回りが難しいキャラだということが言えます。
では、そんなノエルのメリットも見ていきましょう。
かわいい
これはメリットなのか?と感じた方、
かわいいはステータスです(名言っぽく)
むしろノエルじゃなかったら育てようとも思わない可能性がある点において、かわいいはれっきとしたメリットです。
打たれ強い
ダメージ貢献ではいまひとつな印象を受けますが、防御を率先して上昇させるキャラなだけあって打たれ強さはピカイチです。なのでストーリー攻略などの戦闘不能にならないことを優先する状況であれば回復性能も加わりかなり心強いキャラクターです。
攻撃範囲が広い
ノエルは元素爆発後のエクスカリバーの攻撃範囲がかなり広く、ザコ敵が密集するような場所だと文字通り“戦場のお掃除”力が高いキャラクターです。
しかし、深境螺旋ほどの広さだと結局はノエル自身が動かないとリーチが届かくなることがあり、風元素で集敵して倒す戦法の方が効果的のように感じています…。
デメリットで挙げたように、風元素キャラと合わせようとしてもあまりシナジーは発揮されません。
防御聖遺物を活用できる
聖遺物厳選中に、
「また防御オプションのゴ◯聖遺物か…(ため息)」
と思ったことはありますよね?ありますとも。
そんな◯ミ聖遺物でもノエルに装着させれば立派に活用できる聖遺物に生まれ変わります。逆にノエルとか胡桃みたいなキャラのおかげで防御とかHPの聖遺物を容易に捨てることができなくなってる…。
さらにサブオプションの防御力アップも好意的に捉えることができるのは精神的に大きなメリットです。
そういう意味でノエルはトイレの神様なのです(???)
ただ、ダメージの期待値を考慮すると、防御オプションを装備させるのは時計部分だけで、杯や冠は他のアタッカー同様元素ダメージバフや会心系を装備させたほうがよいです。
岩元素共鳴がつよい
ダメージ系の元素反応を起こせない分、ver1.3から岩元素共鳴の効果が改善されてかなりつよくなりました。
逆に言えば岩元素共鳴は必須レベルとなり、パーティーの残りが2枠となるのでパーティー編成の幅は狭くなってしまいます。
シールドと回復ができる
ノエルは単なるアタッカーではなくシールドと回復もすることができます。
なので同じパーティーに他の回復役(ヒーラー)を用意する必要がなくなります。
ただ、デメリットで書いたように、シールドは味方を守るというよりはノエル自信が突撃するための使い方がベターなので、どこまでもサポート運用には向きません。
おすすめ聖遺物セット(ver2.3追記)
ノエル用の聖遺物セットであれば逆飛び4セットか剣闘士4セットでしょう。ver2.3で華館夢醒形骸記(かかんむせいけいがいき)4セットもおすすめ聖遺物に追加されました。
どのセットでも 防御時計 – 岩ダメージ杯 – 会心系冠 が理想です。
華館夢醒形骸記4セット
防御力最大+54%と岩元素ダメージバフ最大+24%がつきます。
最大値だけで見ればとても優秀なセット効果ですが、スタックを最大に保つのに気をつかいますし、ダメージバフは剣闘士の+35%や逆飛びの+40%のほうが高いです。あとは岩ダメのバフなので物理ダメージにはバフが乗りません。
防御力の上がり幅で結果的にいちばんダメージが出る聖遺物セットらしいので高難易度コンテンツなどで本気を出すときにおすすめ。
逆飛びの流星4セット
シールド耐久+35%と通常&重撃ダメージ+40%が付くので、シールドを自分で張って戦えるノエルは逆飛び聖遺物のセット効果が活用しやすいです。シールド耐久アップが魅力的なので個人的には逆飛びをおすすめします。
ただ、ノエルの場合、自前のシールドがずっと継続しないためダメージバフの恩恵を受けられない場合も出てきます。
その場合は結晶化反応を起こしてシールド状態を維持しながら戦ったり、鍾離を同じパーティーにいれておけば安定してセット効果を発動することができます。(ノエルのシールドの意味が…とかは考えないようにしましょう)
剣闘士のフィナーレ4セット
攻撃力+18%と通常攻撃ダメージ+35%で、なにやらダメージ的には逆飛びよりもやや期待値が高いようですが、シールド耐久が上がらないのと重撃ダメージが上がらないのでやっぱり個人的には逆飛びをおすすめしたいです。
ノエルは集団に囲まれたときとかで重撃グルグルを使うこともあるのでやっぱり重撃バフはあるとうれしい…。
しかし、華館や逆飛びと違って常時発動する効果なので運用が楽です。
下の方でも書きますが、自分は剣闘士の方がいい聖遺物が揃っていたので現在はこちらのセットにしています。結局はサブオプションが優秀なものを選ぶべしになってしまいますね…。
悠久2 + 華館2
妥協案です。岩ダメ(+15%)+防御力(+30%)アップ。
ダメージバフは他のセットよりも落ちますが、常時発動するセット効果なので運用が楽です。
最大の問題点は悠久秘境で厳選をするくらいなら華館秘境に籠ったほうがいいというところ。悠久秘境だと逆飛びの流星も落ちるので逆飛び狙いで行くのはありかもしれない。
装備武器(ビルド)考察(ver2.3追記)
ノエルの場合は元素爆発の回転率を上げる安定型か、1発の威力を上げるダメージ特化型のどちらかを選択するのがよさそうというのが自分の見解です。
どっちがおすすめというよりは戦う敵に合わせて変えてもいいかなと思っています。
常時エクスカリバー型(西風大剣)
西風大剣を持たせて元素爆発の回転率を重視する型。
ノエルが元素粒子を吐かないので、武器効果で元素粒子を出してくれる西風大剣はかなりいい感じです。できれば武器の凸を進めたい…。
ダメージも聖遺物さえしっかり揃えれば1発1万5000くらいは出せます。
この型の場合はノエルを常に前線に出しておいて、設置型スキルのサブアタッカーやバフ要員でダメージを稼ぐスタイルになります。
回転率が高い方がプレイとしては快適になるのでこっちの型のほうが個人的には好き。
ダメージ特化型(赤角石塵滅砕)
ver2.3で実装された荒瀧一斗のモチーフ武器。つよい。
最大のデメリットはお金がかかること。
ダメージ特化型(螭龍の剣)
螭龍の剣を持たせてダメージを上げる型。
これだと(岩共鳴込みになるが)常時2万ダメージ、ときどき3万ダメージも出せるのでかなりつよいです。さらに元素スキルのダメージもそこそこ出ます。
武器オプションで会心率が上がる分、聖遺物で会心ダメージが盛れるのがありがたい。
ただし、西風大剣と比べるとやはり元素チャージ効率ががくっと落ちるのは否定できません。けれど、こっちの型の場合は通常時も3000〜5000ほどの物理ダメージがだせるので元素爆発なしでも戦えないことはないです。ペチペチ殴るだけなのであまりおもしろくはないけれど…。
螭龍型ノエルの場合はパーティーの他のキャラに西風武器を持たせたり、雷主人公のような元素チャージサポートを用意すれば上手く回ると思います。西風鍾離先生がいいですね。
防御特化型(白影)
白影の剣を持たせた型もちょっと試してみました。
こちらも上手く会心を盛れれば2万ダメージほどを出せますが、螭龍同様に元素爆発の回転率が悪いです。螭龍の剣の会心率を補うための聖遺物厳選はハードになる。
さらにエクスカリバー前に武器効果を4スタック貯めるプレイングも必要になってきます。
螭龍なら通常時でもそこそこダメージはだせましたが、白影の剣は通常時はどうしようもないダメージでした。防御はいい感じに増えるので安定はするかも。
おすすめパーティーキャラ
ノエルと組ませるキャラを紹介。他のアタッカーと違ってうまくノエルをサポートしないとお荷物になりがちなので注意です。
岩キャラ枠(ver2.3追記)
岩元素共鳴を発動させるためにノエル以外で岩キャラを1体は用意します。ついでに岩元素粒子も生成してもらう。
アルベドであればサブアタッカーとして活躍しながらちまちまと岩元素粒子を生成してくれます。ただ、アルベドが生成する粒子だけではノエルの元素エネルギーを確保するのはまだ足りない感じがします。(西風大剣型なら十分ですが)
鍾離であれば逆飛びの効果を十二分に発揮できるしデバフ補助もかけられます。鍾離に西風長槍を持たせれば元素エネルギーサポートもそこそここなしてくれます。
ゴローは岩3人編成のときに防御力バフと岩ダメージバフ、完凸効果で会心ダメージバフも盛れるので弱いわけがないです。ただし岩2人編成だとバフ効果が下がるので編成自由度が下がりがち。
凝光は岩元素粒子を大量に生成してくれるのと岩ダメバフをしてくれるので龍殺しを持たせて完全サポート要員をしてもらってもいいのかもしれない。
サポート・サブアタッカー
残り2枠にサポートとサブアタッカーを入れます。とはいえ鍾離はサポート枠も兼ねてるし、アルベドはサブアタッカー枠を兼ねてますが。
ノエル(岩キャラ)の場合は元素反応を気にしなくていいので、すごく相性のいいキャラがいないのと同時にすごく相性の悪いキャラもいません。風元素キャラでも別にいいくらいです。
他のキャラを編成するときはダメージアップまたは元素チャージサポートを意識しておけば大丈夫です。
現状ノエルの育成状況
現状の西風大剣のパターンと螭龍の剣のパターンのステータスを載せておきます。と言っても冠を会心率にするか会心ダメージにするかの違いですが。
まずは西風大剣から
そして螭龍の剣
会心率が同じ数字になっているのがおもしろいですね。けれど会心率70%までは持っていきたいので岩ダメ杯の部分をまだまだ更新していきたいです。
まとめ
- ノエルを使うとパーティーの半分が岩で埋まる
- 風元素と相性がよくないのが向かい風(風だけに)
- 武器はダメージを取るか聖剣の回転率を取るか
- 元素チャージ手段は優先して考える必要あり
- 螭龍の剣はダメージも出せて会心率も盛れる
- 逆飛びの方が好きだけど剣闘士でも構わない
つまりは育てがいのあるキャラという結論でよろしいでしょうか。
やられにくさはアタッカーの中でもトップだと思います。鍾離シールドの前ではそれがどうしたという感じですが…。
さあ、みんなもノエラーになりましょう!